再婚への一歩が踏み出せない…!再婚の決め手とは?【後編】

再婚への一歩が踏み出せない…!再婚の決め手とは?【後編】

3.男性を見る目がないから不安

「この人なら」と思って結婚したのに、後から「こんなはずじゃなかった!」と思った経験がある人はきっと少なくないはず。
男らしい人だと思っていたら実はモラハラだった、短気な人だと薄々気づいていたもののまさかのDV男だった、愛されて幸せ~♪なはずが浮気されたなど…。

結婚相手としてきちんと見極めたつもりでも、実は思っていた人とは全然違っていたときや、思い描いていた結婚生活と大きくかけ離れていたときなどは、「私って男を見る目がないのかも」と自信をなくしてしまいますよね。

そうなると、新しく恋愛がスタートしても素直に相手を信じられなくなってしまうのもよくある話。
「この人も結婚したら変わってしまうかもしれない」「また思っていたような人じゃなかったらどうしよう?」などと考え始めると、恋愛を楽しむ心の余裕も結婚に向けて進展させていく勇気も持てなくなってしまいます。
せっかく2人の間で結婚の話が出ても「本当にこの人でいいのかな?」と迷い、なかなか決断ができないのも辛いですよね。
この辺の葛藤から抜け出すには、どのようにしたらいいのでしょうか。

●Yさん(結婚4年で離婚・30代半ばで再婚)
「離婚の原因はモラハラでした。
あるとき友人に『結婚してから旦那が変わったんだよね』と話したら、『結婚前からその兆候はあったでしょ?』と言われたんです。
それで改めて考えてみると、たしかにその通りかもしれないと気づきました。
付き合っている頃から彼の性格や考え方について色々気になることがあったのに、30になる前に結婚したいという思いから見て見ぬふりをしちゃったんですよね。これが間違いの元だったんだなって。
だから再婚にはとても慎重になり、元旦那のように一方的に意見を押し付ける人じゃなく、話し合いができる人かどうかをとことん確かめるつもりでした。
幸い、今の旦那は何でも話し合って決めていこうという考えの人で、どんな内容でもきちんと向き合ってくれるので安心できたんです。
自分の意見が言えるって当たり前のことかもしれないけど、以前の結婚では考えられなかったから今は本当に楽。
結婚って相手によって全然違うものなんだなって実感しています。」

付き合っているときに注意しておきたいのが、彼に対する違和感。
それが言葉にならないような漠然としたものや、とくに根拠のないものだとつい軽視してしまいがち。
でも実はYさんが言うように、違和感を無視してしまうとそれがのちの結婚生活に大きな影響を及ぼすこともけっして少なくないのです。
たとえとるに足らないような些細なものであっても、違和感をスルーするのはやめましょう。
むしろ、彼の人間性や2人の関係を見直す絶好のチャンスだと思って、一度立ち止まってじっくり考えてみることが大切です。
中でもとくに離婚の原因にかかわる部分については、慎重に見直してみることをおすすめします。

4.子どもと彼がうまくいくかが心配

シングルマザーが再婚に際してもっとも気になる点が、子どもと彼との関係ではないでしょうか。
子連れ再婚では、子どもの気持ちを優先して考える必要があります。
どれだけ彼を好きでも子どもとの相性が悪かったり、親子関係がうまくいきそうもなかったら、再婚は考えられないですよね。

子どもが小さいうちの方が新しい環境にも比較的順応しやすいとはいえ、その子の性格によってはうまくなじめない場合や、実の父親への思いが強すぎて新しい父親をなかなか受け入れてくれないこともあるかもしれません。
子どもに無理強いせず新しい関係に徐々に慣れてもらうには、それなりの時間がかかります。
また、新しく父親になる彼の気持ちを理解し、フォローしてあげることも大切。
子連れ再婚では、実親が子どもと彼の間に入って両方をうまく取り持つことが必要となりますが、なかにはそれを重荷に感じてしまうケースもあるようです。

●Wさん(20代で離婚・30代半ばで再婚)
「うちの息子は極度の人見知りなので、彼を受け入れるのに時間がかかるだろうと覚悟していましたが、思っていた以上に大変でした。
最初のうちは『ママと2人がいい』『なんでこの人がいるの?』みたいなことばかり言っていましたね。
彼は息子と仲良くなろうと頑張ってくれているのにホントに申し訳なくて…。
そしたら彼が『焦っても仕方ないから気長にやっていこうよ。これからずっと一緒にいることを考えたら、ほんの何ヶ月か何年かの時間なんてたいしたことないよ。』と言ってくれたんです。
その言葉を聞いて改めてこの人でよかったと思いましたね。
それからは、息子が嫌がるときは無理しないようにしつつ、少しずつ3人で過ごす時間を作っていくようにしました。
するとだんだんと慣れてきたのか、彼を嫌がることもなくなってきて、それどころかたまに彼が仕事で来れないときには『今日は来ないの?』とまで言うようになって。
もちろんそうなるまでにはさすがの彼も息子の頑なな態度に落ち込むときもあって、私が聞き役に徹して励ましたりもしましたよ。
でも彼は基本的に前向きな人なので、上手に気持ちを切り替えてくれたので助かりました。
結局、彼と息子を初めて会わせてから2年くらい経ってから再婚しましたが、今では息子はすっかりパパっ子になっています。」

子連れ再婚では、彼との間に信頼関係があるかどうかということが重要になってきます。
実際に子どもとかかわるようになると、それぞれに思いもしない戸惑いや悩みが出てくることもあるはず。
そんなとき、妻と夫のどちらか片方だけが我慢したり、重荷を背負っているようでは長続きしません。
逆に、1人でため込まず話し合って一緒に解消していくことができれば、どんな状況でもきっと乗り越えていけるでしょう。

そのためには、再婚前から彼の人間性や考え方などを見極めるとともに、どんどん話し合いの機会を持つようにすることが大切です。
その上で、Wさんのように「この人でよかった」と思える人であれば、再婚に対しても前向きになれるのではないでしょうか。

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